本国で発売になったので、11日0時の段階で日本ではDL販売が開始されています。
はいでは全曲レビュー後半!!
07. Hic Svnt Dracones (Here Be Dragons)
ジークフリートがほとんどのパートを作曲したという約9分の長尺曲です。
今は令和ぞ?というキーボードのピロピロと、あとなんかチャカポコいってる楽器何?
2分近い前奏、これが今回から入ったオーケストレーション担当ラッセの真骨頂でしょうか。
ボーカルとコーラスの掛け合いが面白いですね。
ついにドラゴンが登場するファンタジー世界の幕開けです!
好き過ぎる。
この後のラブロマンス的な展開はCDではごっそり抜け落ちているので、公式サイトで読んで下さい。
08. The World Serpent
唐突にパワーメタルになった!好き!
見よ、我は唯一無二のものなり、ジャケ絵にもなってるヨルムンガンドの曲ですね。
Lo!という古語から始まるの、ジークのオタ気質が出てる歌詞で最高ですね。
しかし最後のcome uncoiledはなんと訳せば…普通に”目覚めた”と訳すのではなんか違うし、もう海底でとぐろ巻いてないぜ!ってことなんですけど…。
09. The Einherjar (What Dreams May Come)
なるほど、クリスとマットの好みが全面に出てるのがこれですか。
フォーキッシュな出だしから突然ゴリゴリのメタルになって、またギターが抜けて…と面白い構成です。
死者の軍団アインヘリヤルでヴァルキリーとか北欧神話を歌うにはだいぶ大陸ケルトとか大陸寄りな気がしますが?
ちなみにこの曲ではないんですけど、tempestって歌詞に何回も出てくるのはシェイクスピアから?と聞いたら、それはあんまり意識してなかったらしく、むしろThe Einherjar (What Dreams May Come)のサブタイトルの方が「ハムレット」の台詞だよ、と返されるというね…?
To be, or not to be: that is the question、この有名な台詞の何行か後に続く部分でした。
日本語に翻訳されたのを読んでても判りません!
すみません、にわか知識の下々にとって原文は未履修です!!!!
10. Twilight Of The Gods
ここでキラキラキーボードのこれが来るという構成。最高か。
神々の黄昏と歌うには余りに…綺麗過ぎません???
ラグナロクは古い世界が滅びて新しい世界が始まる話だからこれが正しいんですよね。
11. Beyond The Rainbow Bridge
強い。
単体ではなく流れで聴くと判る、今までの曲と比べると音もジークの声も圧倒的に力強い。
In to the lightとか前向きな歌詞を歌うジーク、王子様から陛下になったんだなぁと実感します。
インタしてる人がボーカルが素晴らしいって言ってたの、判りみしかない。
12. The Untold Story (Albion Online) (Bonus Track)
憧れでありバンド活動の目標の一つだったというゲーム音楽への参画。
ジークはプレイしてないっぽいのがアレですが、まぁそこはそれ…。
伸びやかな声で歌い上げるこの曲がボーナストラックでラストに来てても何の違和感もないのすごくないです?
Dragonyの作品で歌詞が共作になってるの、これと前作のLove You to Deathだけなんですよ。
どの辺がクリスの書いた部分なのか判りませんけど…。
ゲームといえば、"silver and blood"の話題の時に、「The Witcher」が元ネタなん?という非常に的確なコメが入るの、流石Dragonyのファンでゲームオタクのコミュニティだなって思いますね。
拡張パックでBlood and Wineっていうのがあったんですよ、2016年に。
それを覚えてるし思い至るというのがオタクこっわ!ってなるし親近感が凄い。