made-in-mars’s diary

今日も今日とて推しが尊い。

VoA『Pirates II Armada』

通しで聴いた印象を書いておこうと思います。

Dragonyに提供した"Love You To Death"みたいに大仰なクラシックっぽい序奏がミケーレの作風?
"To Those Who Choose To Fight"の始まりが映画のサントラみたいで、ゆったりと歌い上げるクレモンティーヌの歌声は文句なしに綺麗だし巧いんですけど、先行で公開された3曲や前作を知る身からすると物足りないかんじが否めなくて…とか思わせての2曲目"The Land Of The Free"です。
そしてここのBパートでやっとミケーレの出番なの、待たせ過ぎじゃないです???
3曲目に"MONSTERS"、4曲目に"Tonight I'm Alive"が来るのはストーリー構成的に早すぎるのでは?
5曲目の"Armada"でもう完成された感がすごい。

"The Dead Of The Sea"は7分越えの長尺曲で吟遊詩人が歌うファンタジーのような世界観。海賊どこ行った。
語りかけるようなミケーレの独唱、今作でミケーレの歌い方が明らかに変わって、柔らかくなってるんですよね。
加入当時に戻ったというか、ここ数年のライブで散々聞いて来たイメージとはだいぶ違うなっていう。
"Ashes To The Sea"みたいなバラードはクレモンティーヌの声も柔らかくて、ミケーレの単独パートも落ち着いてて重ねて来るミケーレの声が強さじゃないし、そういうのはジークフリートが得意だったでしょ。
これ例のチェコのサイトで酷評されるやつじゃん…。
そこに挟まる"Hellfire"は出だしこそスローですが、なるほどFelixが噛んでるのか、と判るスピードチューン。
"Collide"とかで実感しますけど、クリーンボイスの男女ボーカルは至高。
個人的な好みとしてデスボイス嫌いなんですよ。
"Magic Of The Night"は、ミケーレの声がめちゃくちゃ綺麗だしフォーキッシュなアレンジが綺麗過ぎてもうメタルじゃねえな…っていうカバー曲かと思いました。
もしくは女性ボーカルのメタルが流行ってた20年くらい前のXANDLIAとかで聴いた。
"Underwater"はバラードでクレモンティーヌの独唱。
"Where The Sky And Ocean Blend"は今作2曲目の7分越えで物語を締めくくる曲としては最適ですが、ライブには使えないやつ。

えーーーーと、ミケーレが先手で歌う曲は?
"The Dead Of The Sea"だけなんですけど???